芸術・スポーツ教育 サブコース

美術科専攻

創造活動を通じて感性を育み、未来の美術教育を担う

美術科では、創造活動を通じて感性を育み、未来の美術教育を担う人材の育成を目指しています。人類は創造活動によって進化を遂げてきた歴史を持ち、美術は文化的で豊かな生活を築く上で欠かせない重要な役割を果たしています。多様な創作活動を通して個々の造形力や感性を磨き、それぞれの体験を基に将来の美術指導や教育への準備を進めていきます。 

カリキュラムは、絵画(素描、油絵、水彩画、日本画、版画)、彫刻(塑造、木彫、テラコッタ、石彫)、工芸(木工、金工、陶芸、染織)、デザイン(グラフィックデザイン、プロダクトデザイン)、美術理論や美術史、美術科教育法など、多岐にわたる分野で構成されています。各専門分野を担当する教員が理論と実技の両面で指導し、学生が幅広い視野を持ち、社会で活躍できる力を身につけることを重視しています。 これにより、創造的思考と実践力を兼ね備えた、未来の美術教育を牽引するリーダーの育成を目指します。

特徴的な取り組み

1年生: 実技科目を通じて、基礎的な表現スキルを習得。5月の美術科展において初めて作品を発表する機会があります。絵画や彫刻だけでなくアニメーションなど多様な表現が魅力です。

2年生: 技術と表現力をさらに深め、制作活動の幅を拡大。美術科展への出展の他、他学年やOB・OGとも交流する隔年開催の美術科有志展でも作品発表の機会があります。

3年生: 個人の制作テーマを模索し、専門性を追求します。美術科展の他、自主的にグループ展などを企画し作品発表する学生もいます。

4年生: 卒業研究として4年間の集大成となる大規模な卒業制作(または卒業論文)に取り組みます。「卒業制作展」では、福井市内の美術館を会場に、インスタレーションを含む多彩な研究成果を発表します。

保健体育科専攻

理論と実技を兼ね備えた保健体育教師を育成

保健体育科専攻では、理論に基づいた豊富な運動経験と優れた運動技能を備え、指導力のある保健体育教師を養成します。本専攻では、学習指導の基礎を形成する保健体育科教育法をはじめ、体育原論、体育史、体育心理学、スポーツリスクマネジメント、運動生理学、スポーツバイオメカニクス、学校保健学など、幅広い専門科目を提供しています。

実技では、陸上競技、体操、サッカー、バレーボール、バスケットボール、武道、水泳、キャンプ、スキーなどの種目において、指導法も含めて技能向上を目指すカリキュラムを整えています。

これらの理論と実技を総合的に学び、卒業時には中学校保健体育教諭一種免許状に加え、小学校教諭一種免許状や高等学校教諭一種免許状も取得可能です。

卒業後は、大学院に進学して専修免許状を取得する学生や、小学校・中学校・高等学校で教職に就く卒業生が多く活躍しています。

音楽科専攻

芸術スポーツ教育サブコース(音楽専攻)では、音楽の専門的技能と教科教育など将来学校の先生になるために必要な様々な事柄を学ぶ事ができます。

音楽の専門的な技能としては、ピアノや声楽、作曲、合唱、合奏などの実技や、音楽通論、和声法、西洋音楽史、日本や世界の音楽などについて幅広く学ぶことができます。

まだそれほど音楽の専門的なトレーニングを受けたことがない方でも音楽の基礎的なトレーニングから学べます。

教科教育については、教材研究など音楽教育に関する専門的な知識の習得に加え、模擬授業や教育実習などを通して実践的な能力を身につけることができます。附属学校園等での学びを通して早くから現場経験を積むことができるため、学生のうちから教育現場における課題を見据えた上で学ぶことが出来ます。「教育とは」、「音楽を子供に教えることとは」といった視点から自らへの問いかけがいつもできる学生を期待したいと思います。あなた自身が音楽する喜びを持ち続けると同時に、他の人達にも音楽を伝え教える喜びを持つことができるよう、私たちと一緒に学び考えてみましょう。

特徴的な取り組み

入学式(合唱演奏)(2-4 年)
大学祭コンサート(学生主催)(全学年)
中間発表(3年生)
学期末試験(実技、理論)(全学年)
オープンキャンパス在学生コンサート(2-4年生)
卒業試験(4年生)
卒業学年によるコンサート(4年生、学生主催)
公開講座(年度毎に内容は変わります。) 等、多数。

音楽科では学内で多くの発表の場があり、実技演奏や研究発表を通して専門性をさらに高めていくことができます。学期末試験や卒業試験など必ず受けなければならないものと、大学祭コンサートなど学生が主体となって行われる機会があります。

「中間発表」は、ピアノ、声楽、作曲、音楽学、音楽教育などのゼミで研究した内容を発表する場であり、活発なディスカッションが行われそれぞれの研究を深めていくことができます。