2024年2月17日
2024年２月８日（木）に、特別支援教育サブコースの４年生ならびに特別支援教育に関するテーマで卒業研究に取り組んだ初等教育コースの４年生の卒業論文最終発表会が行なわれました。今年は事例研究が多い年でした。
４年生は３年生の時から、卒業研究で取り組みたいテーマや内容についてゼミを通じて検討してきました。４年生はみな緊張した面持ちでしたが、自分の取り組んできたことやその意味を、書くこと、レジメやスライドにまとめること、語ることを通して、再確認できたのではないかと思います。
４年生のみなさん、ご苦労様でした。
2023年度の卒業論文のテーマ
・知的障害特別支援学校高等部に在籍する生徒の自己理解の変容過程−他者とのかかわりに着目して−
・小学校特別支援学級に在籍する児童のコミュニケーションの拡がりに関する研究-他者との共有のプロセスに着目して-
・難聴を伴うダウン症児との関係性構築のプロセス―子どもの発信の拡大を目指した係わり合いからの検討―
・他者との係わりに慎重な幼児が自己発揮できる係わりの在り方とは
・特別支援学校におけるダウン症児の情動調整に関する事例研究―自己調整と相互調整の観点からの検討―
・気がかりさのある幼児における集団参加の質的変容―幼稚園での参与観察を通して―
・「自分らしく在る」ことを支える関わりー特別支援学校に在籍する生徒との関わりを通してー
・通常学級に在籍する支援を必要とする児童への教育的支援の在り方―小学校における参与観察を通して―
・自閉スペクトラム症者の食嗜好の特徴—食嗜好の偏りの要因、経年的変化に焦点を当てて—
・自己を肯定的に捉えることが難しい知的障害特別支援学校高等部に在籍する男子生徒の自己理解の変遷―学校生活全般での出来事を通した検討―