子供と教師で附属の学びを共に考える

5月29日(水)の放課後、後期課程の中で希望した生徒と義務教育学校前後期課程の教員が集い、これまでの授業や、これからの授業について語り合う時間を持ちました。初めに生徒会長の岩﨑さんから、「日頃授業の中で考えていることについて、生徒も教師も『本音』で言い合ってほしい」との言葉から始まり、互いに聞き合いたい疑問を出し合い、「生徒の理想」と「先生の理想」のずれを確かめたり、思いを共有したりする時間となりました。

生徒たちから、「普段、先生が何を考えながら授業を進めているのか」「そもそも探究的な学びって何?」など、日頃感じていることや疑問に思っていることについて一緒に語り合うことができました。

以下、語り合いを終えた生徒たちのコメントの抜粋です。

「この研究会で、いつもは聞けない先生の本音や、先輩方の話を聞くことができました。そして、先生方や先輩方からアドバイスを受けるだけでなく、ときには7年生の私にも『教えてほしい』と聞いてくださることがあってうれしかったです。そして、今日の研究会は気軽に話せる空気だったので、先生方、先輩方、同級生と心を近づけられたのではないかと思いました。」

「附属の学びについての話では、『答えのないことを探究する』『自分が調べたいことを調べることができる』という意見があった。私は、勉強は『答えがあるものを学ぶ』ものだと思っていたが、今回の話し合いを通して、『世の中には答えのない問いが多くあるから、それをそれぞれの人がどう考えているか知る』というものなのではないかと気づいた。学習に対してこんなに深く考えることは初めてでとても楽しかったので、このような機会を増やしてほしいし、今回参加しなかった人にもぜひ参加してほしい。」

 

互いに思いを語り合える、この会のような雰囲気をこれからの授業でも大切にしていきたいと思える会となりました。