2024.02.01
1/31~2/2の3日間、本校の教育課程研究会を実施しています。
県内外より、各教科、何名かの先生方に来校していただき、子供たちの学びの姿を共に追いかけながら、研究をしています。
初日は社会・音楽・技術・家庭の4つの授業公開を行いました。
そのうち7年生の社会科では、「アマゾン熱帯雨林フォーラム ~これからアマゾンをどうしていくべきか~」と題して、子供たちがフォーラムを開きました。
ブラジル政府、農園経営者など、様々な立場に分かれ、意見を述べていきました。
中には、「アジア企業」(アマゾンで産生された原材料の輸入先として)という、教師が思いつかなかった立場に立つ子もおり、
地球の裏側ではあるけれども、自分たちも無関係ではいられない、という当事者意識が少し芽生えてきたようでした。
最初はそれぞれの意見を主張し合うことがメインとなっていましたが、「開発と保護のバランスをとることが大切だ」という意見が出され、
多くの子供たちがそれに納得するも、具体的にどうすればよいか、とても難しいことだと実感していたようでした。
また、授業後には教師の研究会に子供たちも何名か参加し、フェアな立場で対話を楽しみました。
「どうして先生は途中で介入しないで会話を見守っていたのか」という質問をする子もいました。
教師にとっても改めて授業とは何か、学ぶとは何かということを考えさせられる機会になりました。
ある子が次のようなことを話してくれました。
「附属に来てから探究することがおもしろいと感じるようになった。」
「探究はみんなでするものだと感じるようになった。互いに考えを伝えあい、新しい考えをつくるのがおもしろい。」
「正解がないことを先生や友達と一緒に考えていくことが楽しい。」
「私は前期課程から進級してきたが、やっていることはずっと変わらない。探究を大事にしてきている。」
共に学びを創っているな、と実感する瞬間でした。