2022.3.14
園庭の砂場に新しい泥土を入れていただき、混じり気のない土の素敵な感触を思いっきり楽しめるようになりました。
今まで泥団子を作るのを躊躇していたお友達も、今日はやってみようかなと参加。触ってみるとヌルヌルの感触が意外にも心地良く、丸く形にしていくためににサラサラの砂をかけて硬くなっていく様子に、「もう一個作りたい!」と、5個以上作った子もいました。大きなものを作りたいと泥を加えたり、丸から楕円にしてハンバーグを作ったり、遊びが広がっていきます。 教師は初め、よく絵本などにある固くて艶がある「光る泥団子」になるよう、目標を持たせて頑張って作っていくように声かけする方がいいのかと考えていました。しかし、泥の感触や作る過程を自由に楽しむ子供達の姿を見て、遊びの中でその子なりのやり方(試したり、工夫したり、表現したり)を大事にしていくことが、それぞれの子の学び(成長)につながっていくと感じ、見本を作りませんでした。かわりに、基本となる作り方の声かけや、作ったものへの思いを聞いて共感することを大事にし、熱中して遊べるよう環境設定をしました。どのような援助をしていくべきか、迷うことも多々ありますが、明日につながる遊びになるよう、子供たちの思いに目を向け耳を傾けていきたいと思っています。