2022.4.24
田植えの準備のために、園庭にあるコンテナ田んぼの土を掘り起こす女の子。
すると、土の中から見たこともない生き物が。
「何か見つけたよ!」「なんだこれ?」「モグラみたい!」
早速図鑑で見てみると、「ケラ」ということが判明します。
「これ、ケラっていうんだよ!」と嬉しそうに周りの先生に見せにいきます。
新たに知った喜び、発見した嬉しさが行動になって表れていきます。
図鑑を見ながら、「土をいれてあげるといいんだね」「濡れているところがいいみたい!霧吹きしてあげよう」といろいろケラのために考えています。
でも土をいれてあげると、中に潜ってしまって見えなくなってしまいます。
教師が「これ、オケラってもいうんだよ」と教えると、
手のひらを太陽にの歌に出てくるオケラとリンクさせます。「これなんだ!」
「他にもいないかな?」と田んぼの土や泥団子広場の土を掘り起こします。
なかなか見つかりません。ケラとの出会いは貴重なものであることにも気付きます。
「えさはにぼしとリンゴを食べるんだって!明日持ってこよう」
次の日の朝、ケラに餌をあげている姿が見られました。「土からでてこないか?」
未知なる生き物との偶然の出会い。そこから広がる小さな探究のサイクル。
この小さなサイクルを日々回しながら、生き物を始め、周囲の環境に関わる面白さ、楽しさに気付き、さらに関わっていく中で、そのものへの興味が高まり、自分にとっての価値を感じていくのかもしれませんね。
これからも新たな出会いを子供たちと喜びながら、探究心を大切にしていきたいです。