2022.11.10
晴れた日の園庭では、年長さんが毎日のようにドッヂボールを楽しんでいます。
そんな姿を年中の子供たちは、憧れの気持ちを持って眺めています。
同時に「やってみたいな」という気持ちも抱いています。でも、年長児が遊んでいる中に飛び込む勇気がなかなか出ません。
そんな様子を見て「一緒に行ってみる?」と教師は声をかけ、男の子が二人年長児の輪の中に入っていきました。
「外野は一人だよ」「頭はセーフね」「連続では投げたらだめだよ」
と言って、年中の男の子に年長さんがルールを優しく教えてくれました。
その後は年長さんと一緒にドッヂボールを楽しむことができました。
その日の振り返りの時間に、男の子たちはドッヂボールをした経験を嬉しそうに話してくれました。
二人の楽しかった気持ちが周りの子にも伝わったようで、「やってみたい」という声がたくさん出てきました。
そのまま「みんなでやってみたい」という流れになり、クラス全員でドッヂボールを楽しみました。
そして次の日、朝早くから園庭には二人の男の子の姿がありました。
「自分たちで準備してみる?」と教師が声をかけると、二人は喜んで準備を始めました。
ラインを引いたり、コーンを置いたりして、思い思いに準備を進めていきます。
そんな様子を周りで見ていた子たちが、続々と集まってきました。
「いーれーてー」
「いーいーよー」
というやりとりをして、仲間が増えていきます。
「こっちが一人多いから、あと一人誘わないとだめだね」
「〇〇くん誘いに行く?」という会話をしながら、チーム分けをし、
片付けの時間になるまで思いっきりドッヂボールを楽しんだ年中さんでした。
きっとまた明日からもドッヂボールを楽しむ年中さんの元気な声が響いていると思います。