中学校 技術分野の学習内容
本稿では,中学校の技術・家庭科の学習内容(主に技術分野)について述べる。今回,福井県の中学校で使用されている教科書[1]と参考書[2]をもとに,それぞれの学習内容について,どのようなものがあるかを検討した。 技術科の学習内容は大きく分けて,木材加工,電気,情報基礎,金属加工,機械,栽培の6分野に分けられる。学習内容については,以下にまとめた。 (1)木材加工 @木材の性質
@電気エネルギーとその利用
@生活とコンピュータ,基本操作
@金属の性質と設計
@機械の仕組み1
@生育と環境
家庭科の学習内容は大きく分けて次の5分野に分けられる。具体的な内容については,割愛する。 (1)家庭生活 家族の生活,家庭の仕事,家庭の経済,家庭生活と地域 (2)食物 青少年期の栄養,調理の計画,日常食の調理,これからの食生活 (3)被服 被服のはたらき,日常着の製作,手芸 (4)住居 住まい方のくふう,快適な住まい方,これからの住生活 (5)保育 幼児のからだとこころの発達,幼児の生活,保育と環境 小学校との違いを挙げると,小学校では,おもにに身近な日常生活に関する内容であるが,中学校では,もっと広く,過程や社会での生活が扱われる。また,「木材加工」や「食物」など,いろいろな領域がある。どの領域で学習する内容も,単に技術を身に付けるだけが目的ではなく,技術や知識を家庭生活や社会生活に生かし,家庭や社会をとりまくさまざまな問題について,どれだけ深く考え,理解しているか,ということを重視している。 本稿では,教科書を参考に中学校技術・家庭科の学習内容について述べた。
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