地図地形情報処理に関する研究

研究の概要

 本研究室では,地形図を計算機上で扱う手法として「言葉による形状表現」を利用する試みをおこなってきました。現在のところ,対象地域の離散化された三次元データを入力すれば,その地域の地形の特徴を解析し,地形の名称(扇状地,窪地,平地など)を出力するシステムが構築されています。さらに,そのシステムの出力を用いた応用システムも検討されています。1995年度までに,経路決定支援システムや読図支援システムなどが試作されました。

 本研究で検討される地図情報システムは,地形図から読みとられたデータを用いて,地形情報が記述,処理されるので,特に,「地図地形情報処理システム」と呼んでいます。


 1996年度は,システム利用者が,画面に表示された地形図より高さを読みとり,そのデータを用いた形状表現と認識を「地図地形情報処理システム」におこなわせ,結果の出力の可視化を目指します。このとき,三次元的な可視化には,ベジェ曲線を用いることを検討しました。さらに,本研究室で構築している学習システムとの融合も試みています。


 ここでは,言葉による形状表現を用いた地図地形情報処理について紹介する予定です。
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tukamoto@edu00.f-edu.fukui-u.ac.jp
Last Updated 04/02/1997